厚生年金加入対象拡大
現在、厚生年金の加入対象の拡大について議論が行われています。
現行ではパートタイマーや派遣労働者の加入基準は、労働時間・日数が「正社員のおおむね4分の3以上」ですが、これを「週20時間以上」に引き下げる案が出ています。
また、いわゆる「主婦年金」(第3号被保険者)についても、年収130万円という基準額を引き下げることでパートタイムで働く主婦を厚生年金加入者に取り込む案が出ています。
厚生年金に加入すると、給付金額は厚生年金の分だけ増えます。自己負担はフリーターや自営業者の妻などは減る場合が多くなります。
一方、サラリーマンの妻(年収130万円未満)は、これまで第3号被保険者として自ら保険料を負担せずに基礎年金を受け取れた分、負担が増えます。
厚生年金の保険料は企業が半分負担するため、経済界の反発は必至で実現へのハードルは高くなっています。
※詳しくは、YOMIURI ONLINE社会保障と税の一体改革「厚生年金 加入対象なぜ拡大」を参照ください。
by office-matsumoto | 2011-10-12