監査方針・行政処分基準の強化
監査方針・行政処分の見直しが予定されています。
見直しの方向性として、次の3つがあります。
1.効率的・効果的な監査の実施
- (1)悪質な事業者に対する監査の優先的実施
- (2)バス発着場など街頭における監査の導入
- (3)第三者機関の活用
- (4)事業者による自己点検・報告の活用
- (5)監査業務等の充実・強化に伴い必要な業務の効率化
- (6)優良事業者の評価・認定制度等の活用
2.実効性のある行政処分等の実施
- (1)重要な法令違反は事業停止、繰り返す場合は許可取消とするなど悪質な事業者への処分基準を強化する一方、軽微な違反への対応を効率化
- (2)街頭監査で安全性に直接関わる法令等の違反が確認された場合の現場での迅速な是正措置
- (3)行政処分情報を一層活用し、事業者への注意喚起及び利用者等への情報提供を拡充
- (4)処分逃れ対策等については、今後実施される対策などを検証しつつ引き続き検討
3.監査に関する環境整備等
- (1)監査に係る体制の充実
- (2)事業者側の受け入れ環境の整備
4月中に制定、10月の施行が予定されています。
悪質な事業者・法令違反には、運転時間基準に著しく違反、点呼を全く実施していない等があり、その場合は、点数の累積に関係なく30日間の「即時事業停止」になります。
10月施行までの半年間で、本気で労働時間短縮に取組み、改善基準の遵守体制を作る必要があります。
弊所では、『労働時間管理・短縮への取組』指導を行っています。
どうぞ、お気軽にご相談くださいませ。
by office-matsumoto | 2013-04-27