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おふぃま新聞 12月号

12月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.今年度の被扶養者資格再確認における「年収(130万円)の壁」対応

政府の「年収の壁・支援強化パッケージ」により、年収が130万円以上であっても人手不足による労働時間延長等に伴う一時的な収入増加である場合、その旨の事業主証明を添付することで、迅速な被扶養者認定を可能とする方針が示されました。そのため、上記に該当することが確認できた場合は、被扶養者状況リストの「変更なし」にチェックをしたうえで、「一時的な収入変動」に係る事業主証明と併せて提出します。所得証明書等を提出する必要はありません。

【全国健康保険協会「事業主・加入者のみなさまへ「令和5年度被扶養者資格再確認の実施方法等について」(令和5年11月9日更新)」

2.退職代行サービスの利用率は2%〜『エン転職』アンケートより

エン・ジャパン株式会社が運営する総合求人サイト『エン転職』上で、ユーザーを対象に「退職代行」について実施したアンケートの結果によると、「退職代行サービスを利用したことがありますか?」という質問に「ある」と回答したのは2%、利用の理由トップは「退職を言い出しにくかったから」(50%)で、特に20代の回答が目立ちました。30代、40代のトップは「すぐに退職したかったから」(30代:52%、40代以上:45%)でした。

【エン・ジャパン株式会社「7,700人に聞いた「退職代行」実態調査〜「エン転職」ユーザーアンケートより」

3.新規学卒就職者の離職状況〜令和2年3月卒業者への厚労省調査などから

厚生労働省の調査によると、就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者が37.0%(前年度比1.1ポイント上昇)、新規大学卒就職者が32.3%(同0.8ポイント上昇)となっています。株式会社リクルートマネジメントソリューションズによる「新人・若手の早期離職に関する実態調査」によれば、入社3年目以下社員の退職理由は、「労働環境・条件がよくない」(25.0%)、「給与水準に満足できない」(18.4%)、職場の人間関係がよくない、合わない」「上司と合わない」「希望する働き方ができない」(14.5%)が挙がっています。

【厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」(PDFが開きます)】

【リクルートマネジメントソリューションズ「新人・若手の早期離職に関する実態調査」(PDFが開きます)】

4.「年収の壁」対策のキャリアアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)が新設されました

厚生労働省は、年収の壁・支援強化パッケージとして、キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)を新設し、2023年10月20日から手続きを開始しました。事業主が労働者に社会保険を適用させる際に、「社会保険適用促進手当」の支給等により労働者の収入を増加させる場合に助成されます。助成額は、労働者1人あたり中小企業で10万円(大企業は7.5万円)が6か月ごとに、3年目までの合計で最大50万円(大企業は37.5万円)支給されます。

【厚生労働省「キャリアアップ助成金(社会保険適用時処遇改善コース)」リーフレット」(PDFが開きます)】

5.「リスクアセスメント対象物健康診断に関するガイドライン」が策定されました

厚生労働省は、10月17日、事業者、労働者、産業医、健康診断実施機関および健康診断の実施に関わる医師等に、リスクアセスメント対象物健康診断の趣旨・目的を正しく理解し、その適切な実施が図られるよう、基本的な考え方と留意すべき事項を示した「リスクアセスメント対象物健康診断に関するガイドライン」を策定し、公表しました。

【厚生労働省「リスクアセスメント対象物健康診断に関するガイドラインの策定について」

6.12月は「職場のハラスメント撲滅月間」です

厚生労働省は、毎年12月を「職場のハラスメント撲滅月間」と定め、ハラスメントのない職場づくりを推進するため、集中的な広報・啓発活動を実施しています。12月は忘年会のシーズンでもありますが、飲み会が職場と見なされるケースもあります。職場のハラスメントは、企業にとっても職場秩序の乱れや貴重な人材の損失、社会的評価にも悪影響を与えるなど大きな問題となりかねません。また、職場内でのハラスメントだけでなく、就職活動中の学生などの求職者やインターンシップ、教育実習生などへのハラスメントなどにも積極的に取り組むことが望まれます。

【厚生労働省「あかるい職場応援団」

コラム

ここ何年か、年賀状廃止のお知らせが届くようになりました。
廃止の理由は、?環境・SDGsの取組、?デジタル化の推進の2つ。
紙の年賀状を廃止すれば、配達する車やバイクの排出量が削減できますし、ハガキ代等のお金と時間が節約できます。

弊所では、毎月の事務所新聞を発行しているので、2024年から紙の年賀状を廃止することにしました。
また、プライベートの年賀状も2024年を最後にするつもりです。
これを「終活年賀状」「年賀状じまい」というようです。
「終活」という言葉は嫌ですが、今はLINEやメールがある時代だしと割り切ることに。
年賀状に割いてた時間を、情報の整理にむけたいと思っています。

何か始めるには、何かを止めないと時間も労力が作れないし、つい惰性で続けるほうが楽だったりします。
実は、新しい何かを始めるより、何か止めるほうが難しいのかもしれません。

by office-matsumoto | 2023-12-01

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