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おふぃま新聞 9月号

9月のおふぃま新聞は以下の内容でお送りします。

1.就活中の学生の88%が「企業のSNSを見て入社意欲が増した」と回答

株式会社リソースクリエイションの「SNS就活についての実態調査」によると、「企業のSNSアカウントは必要だと思うか」という質問に対しては、89%が「必要」と回答しています。その理由として、「ホームページや文などでは伝わらない会社の雰囲気を知ることができるため」「企業理解が深まったり、オープンにしていることから、信頼感が周りに比べて高くなると感じるため」などがあげられています。

【株式会社リソースクリエイション「SNS就活についての実態調査」

2.令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況〜いじめ・嫌がらせの相談が最多

厚生労働省が7月12日、「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表しました。相談内容等の内訳を見ると、民事上の個別労働関係紛争相談では「いじめ・嫌がらせ」が12年連続最多で60,113件となっており、「自己都合退職」(42,472件)、「解雇」(32,943件)と続いています。

【厚生労働省「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します」(PDFが開きます)】

3.貨物軽自動車運送事業 安全管理者の選任義務化へ

2025年度から「貨物軽自動車安全管理者の選任と講習受講の義務付け」「業務記録の作成・保存の義務付け」「事故記録の保存の義務付け」「国土交通大臣への事故報告の義務付け」「特定の運転者への指導・監督及び適性診断の義務付け」の規制が適用されるにもかかわらず、周知が進んでいるとはいえません。関係する事業者は、講習を受講する準備や記録の見直し等を進めていきましょう。

【国土交通省「貨物軽自動車運送事業に対する今後の安全対策」(PDFが開きます)】

4.最低賃金をめぐる動向等

2024年度の最低賃金について、厚生労働省の中央最低賃金審議会は7月25日、目安額を全国平均で時給1,054円とする答申を行いました。引上額は50円となり、1,000円の大台に乗った2023年度の額を超え、4年連続で過去最大となりました。
なお、このように最低賃金は引き上げられますが、すでに社会的な人手不足等により、各業界におけるパートタイム労働者等の時給は上昇しているのが現状です。例えば、厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和6年6月分結果速報」によると、パートタイム労働者の時給は平均1,338円で、前年同月比4.9%増となっています。

【厚生労働省「最低賃金に関する特設サイト」

5.解雇等無効判決後、職場復帰する労働者はどのくらい? 〜労働政策研究・研修機構の調査から

労働問題を専門とする日本労働弁護団、経営法曹会議ほか、労働問題に詳しい弁護士を対象に行われた調査の結果、解雇・雇止め訴訟の判決において解雇等が無効とされた場合の復職割合は「復職した 37.4%(うち復職後継続就業 30.3%、復職後不本意退職 7.1%)」「復職せず 54.5%」「不明 8.1%」となっています。復職しなかった理由としては、復職後の人間関係に懸念があるとした人の割合が38.9%と最多でした。また、復職後に不本意退職となった労働者の退職理由では、「使用者からの嫌がらせ」(16.2%)が最多でした。

【労働政策研究・研修機構「解雇等無効判決後における復職状況等に関する調査」

6.賃金不払が疑われる事業場に対する監督指導結果(令和5年)より

労働基準監督署が取り扱った賃金不払事案(上記1)のうち、令和5年中に、労働基準監督署の指導により使用者が賃金を支払い、解決されたものの状況は以下のとおりでした。
(1) 件    数  20,845件(97.6%)
(2) 対象労働者数  174,809人(96.1%)
(3) 金    額  92億7,506万円(91.0%)

【厚生労働省「賃金不払が疑われる事業場に対する監督指導結果(令和5年)を公表します」

コラム

今夏は特に厳しい暑さが続きました。
8月の終わりから9月の初めを二十四節気の「処暑」といいますが、夏の太陽の勢いが鎮まり、朝晩は過ごしやすくなってくるといいですね。

このあとがきは8月30日に書いていますが、台風10号が日本列島にどのような被害をもたらすか気になります。
先日は、新宿でバケツの水をひっくり返すような雨と風に出くわしました。
目的地まで後少しというところで足止めとなり雨がおさまるのを待ちましたが、なかなか止まず、50Mの距離をびしょぬれになって歩き、目的地で着替えのTシャツを購入することになりました。

また、スーパーにお米がなく購入できないというということも経験しました。
買いだめしたくなる気持ちはわかりますが、本当に必要な人が購入できない状況は改善してほしいところです。
日ごろから防災の意識をもって準備しておくことが必要だと感じています。

by office-matsumoto | 2024-09-01

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